首相　総選挙の準備はまだできていない-2021/12/13

イスマイル・サブリ首相は12月12日、下院総選挙の準備はまだできていないと述べ、解散を急ぐ必要はないとの認識を示した。先に行われたマラッカ州議会選挙で与党側が勝利したことから、この勢いで下院総選挙の実施を求める声が与党内であがっている。 首相は「新型コロナウイルスのパンデミックから脱却し、政治的安定を確保させたい」としてまだやり残していることが多いとも指摘。特に農村部でどのようなニーズがいるのかを調べて準備する必要があるとも語った。 統一マレー人国民組織（UMNO）の各州の支部からは選挙態勢の準備がまだ終わっていないとの報告も受けたことも明らかにした。 一方、UMNOのモハマド・ハサン副総裁は2022年11月に選挙が実施されるとの見通しを示した。