シンガポールで新変異株　VTLのチケット販売凍結-2021/12/23

カイリ・ジャマルディン保健相は12月22日、シンガポールとの間のワクチン・トラベル・レーン（VTL）向けの航空券とバス乗車券の販売を23日から1月20日まで凍結すると発表した。同国で新変異株オミクロン株の感染者が増えているため。1月21日以降はリスク評価を経た上で、枠数を引き下げて販売する。 シンガポール政府は22日午前にも同様の旨を発表していた。 ただ、これまでに航空券やバス乗車券をすでに購入した人で、往来の条件を満たしている人は渡航できる。 シンガポールではオミクロン株の感染者が21日現在で71人に上り、感染者数も増加している。このため、同国政府は関係閣僚会議を開き、「今後も状況を注視し、両国および世界の公衆衛生状況を考慮してVTLの定員を調整する」と説明。「オミクロン株が広がるのは時間の問題」との憂慮も示した。