バトゥケーブ　「タイプーサム」での行列は禁止に-2022/01/16

今年は1月18日に予定されているヒンズー教のお祭り「タイプーサム」に伴い、例年、信者が訪れるクアラルンプール郊外のバトゥケーブ（Batu Caves）について、現地の警察当局は群衆対応に関する指針を明らかにした。
所轄となるコンバック地区の警察によると、警察官1,300人が1月16日から21日までバトゥケーブで、群集の統制と標準作業手順（SOP）の遵守を監視するために配置される。また、こうした対応に当たっては、保健省、消防救助局、民間防衛隊など、他の部門や機関の支援を受ける予定だという。
なお、今年は「カバディ」と呼ばれる御神輿行列は禁止されており、SOPに違反した者には警告が出されるという。
「タイプーサム」の「タイ」とはヒンズー暦の10月のことで、「プーサム」とは満月とカニ座のプーサムの星座とが交わる日を指す。ヒンズー教の信者が「善行と感謝」をスブラマニアム神へささげる日。この祭りは、インド本国では「危険すぎる」という理由で実施が禁止されているものの、シンガポールとマレーシアではコロナ禍の影響がなければ盛大に祝われる。