ホームマレーシアニュース偽のワクチン接種証明書 医師を相次いで逮捕-2022/01/19
偽のワクチン接種証明書 医師を相次いで逮捕-2022/01/19

偽のワクチン接種証明書 医師を相次いで逮捕-2022/01/19

2022.01.19 政治・社会
偽のワクチン接種証明書を発行していた医師が次々と逮捕されている。1月18日現在で4州に拡大しており、政府や医療協会は発行した医師に対して厳しい処分を下したい考えだ。
今月10日にはトレンガヌ州で偽のワクチン接種証明書を販売していた医師が逮捕された。これを皮切りにスランゴール州ゴンバック郡の医療機関でも17日に偽造証明書を発行したとして医師を含む7人が逮捕された。
この医療機関では当初、1件あたり3000リンギで発行していたが、その後に500リンギにまで価格を引き下げた。
同州警察が押収したコンピューターなどを解析したところ、過去2~3カ月の間に5600人以上に発行していたとみられる証拠が見つかったという。紙の発行だけでなく、新型コロナ関連アプリ「MySejahtera」の接種状況も操作して「接種済」とさせていた。
さらに悪質だったのは、この医療機関はワクチンの供給を受けており、上記の人数に合わせてワクチンも廃棄していたという。
一方、クランタン州でも16日に偽の証明書を受け取ったとして3人が逮捕された。発行した医師も身柄を拘束された。今月に入って複数人に1件あたり180リンギで発行していたとみられる。
このほかジョホール州でも同様の事例が発生しており、今後も同様のケースが出てくる可能性がある。
保健省はこういった医師に対しては医師免許の剥奪も検討している。これに対して マレーシア医療協会(MMA)のコー・カーチャイ会長は政府の措置に対して賛成を示し、ほかにも厳しい措置を下すべきと主張している。
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