2020年の総人口3240万人　高齢化社会に接近-2022/02/15

イスマイル・サブリ首相は2月14日、2020年国勢調査の内容の一部を正式に発表した。これによると、マレーシアの2020年現在の総人口は3240万人だった。2010年の調査では2830万人で、約410万人の増加となった。
マレーシア人が2980万人で人口の約92％を占め、残りの270万人が外国人。また、男女比率は52.3％が男性で、47.7％が女性となった。ただ、プトラジャヤの人口は女性ほうが男性よりも多い結果になったという。
民族別の統計ではマレー人を含むブミプトラが69.4％、華人が23.2％、インド人が6.7％、その他が0.7％となった。
また、年齢別では65歳以上が全体の6.8％に到達。就労世代（15～64歳）は69.8％だった。60歳以上の高齢者は2010年国勢調査では220万人（全体の8％）だったが、今回の調査では340万人の10.4％に達した一方、若い年齢層は全体の24％にとどまり、前回調査から3.6％減少。マレーシアは高齢化社会に向かっていることが明らかになった。
首相は今回の国勢調査が国民の幸福のための開発政策策定のための新しいベンチマークになると強調。2030年までに先進国を目指すとも力説した。