サラワク州　Chief Ministerの名称をPremierに-2022/02/17

サラワク州議会は2月15日、Chief Minister（首席大臣）の名称をPremier（州首相）に変更する同州憲法改正案を可決した。
同州のアブドゥル・カリム観光・クリアエイティ産業芸術相は可決に先立ち、同州の「地位を正しく反映させるため」と説明した。
同州は1963年にマレーシア連邦に加盟したが、その際に3つの地域（マラヤ連邦（マレー半島側）、サバ、サラワク）の1つとしてその地域を維持するとされた。つまり、マレー半島側の州と同等の地位ではなく、特別な地位にあると見なされ、同相は「加盟当初のマレーシア協定の精神を復活させた」として名称変更に至ったとしている。
同相はまた、オーストラリアやカナダなどマレーシアと同様の政治体制の連邦のように、連邦の長はPrime Minister（首相）、連邦を構成する地域の長はPremier（州首相）と呼ばれ、他の地域や州はChief Minister（首席大臣）が率いているとも説明。これに沿った形になっただけとしている。
これに伴い、副大臣級のAssistant MinisterをDeputy Ministerにも変更された。