MCMC、マカオからの特殊詐欺電話遮断に対策-2022/02/21
2022.02.21 政治・社会マレーシア通信マルチメディア公社(MCMC)は、マカオからかかってくるいわゆる特殊詐欺電話が極めて多いことから、具体的な措置を講じていると明らかにした。
MCMCによると、マカオの詐欺団は、無防備な多くの人々に対する電話をかけてきており、特殊詐欺による被害は、2017年から2021年6月までの間に受理ベースで6万7,552件、総額20億2,300万リンギに達しているという。その中にはeコマースや投資詐欺の事例が含まれている。なお、マカオからのこうした詐欺電話(国際番号853)はいわゆる電話回線経由の他、インターネット経由でもかかってくるという。
MCMCによると、「技術的障壁」の導入により接続を特定し遮断する取り組みを、電気通信事業者(TSP)および商業犯罪捜査局(CCID)と共に「電気通信不正行為に関する業界タスクフォース」の下で行っているという。その結果、こうした詐欺電話をすでに16億件ブロックしたとしている。