タイとのVTL実施で原則合意-2022/02/26

マレーシアとタイは、両国間の渡航において入国後の隔離を不要とする枠組み「ワクチン・トラベル・レーン」（Vaccinated Travel Lane、VTL）について、空路、陸路、海上航路のいずれでも実施することで原則合意した。
これは、イスマイル・サブリ首相のタイ訪問に合わせて発表されたもの。マレーシアが運用して来たVTLと、タイによるテスト＆ゴー方式による国境再開に向け、関係省庁が標準作業手順（SOP）の詳細について協議する予定であると述べた。
手始めに、クアラルンプール～バンコク間のVTLについて、ワクチン接種を完了した旅行者を対象に実施する。将来的には他の目的地の追加も検討する予定。
また、陸路で接するソンクラー県の国境をはじめとする、マレーシア半島北部とタイ南部のすべての国境通過地点、並びにランカウイ島～サトゥン間の海上ルートにもVTLスキームを拡大する方針だ。