隣国との陸路VTL　5月までに設置へ-2022/02/28

イスマイル・サブリ首相は2月26日、隣国との陸路の「ワクチン・トラベル・レーン」（VTL）を5月までに設置したい考えを示した。すでにタイとブルネイには提案している。
首相は、空路のVTLは比較的簡単に設置できるが、陸路では入国地点で検査を受けることから長い車列を作らないようにする必要があると説明。これを回避するため、保健省が両国に最善方法を提案したと述べた。
両国とも現在も陸路による往来はできていない。特に2地域に分かれているブルネイではパンデミック前はマレーシアとの陸路での往来が多かった。しかし、現在は東部側の人は西部側にある空港に行って、飛行機でサバ州やサラワク州に行く必要があり、時間も労力もかかる。このため、往来を容易にするため、迅速にVTLを設置したい考えを首相は示した。
タイとは現在、同国保健省と標準運用手順（SOP）を策定している。相互のワクチン接種証明書を承認し、さらに新型コロナ関連アプリを相互連携させることも先の訪問で合意された。