ウクライナ侵攻は対岸の火事ではない＝元外相-2022/03/01

アニファー元外相は2月28日、ロシアによるウクライナ侵攻に絡み、政府に対してデジタル・セキュリティーを強化するよう求めた。この事件は対岸の火事ではなく、マレーシアでも起こる可能性があるとして警鐘を鳴らした。国内の5Gネットワーク事業は「超大国」が絡んでいるため、出身のサバ州の生活に大きな影響を与える可能性があるとも指摘した。
元外相はまた、「デジタル・セキュリティに対して重大な危険にさらす一部の人々の欲望を政府は許してはならない」と述べ、ロシアが広範囲なサイバー戦争と誤報戦術を展開していることから、これに対抗するためにはデジタル・セキュリティーを強化する必要があると強調した。
元外相は名指しはしなかったものの、「海域に絶えず侵入する超大国」と中国を念頭に置いたようだ。ウクライナのような同様の脅威を受ける可能性は十分にあるため、この侵攻に対しては断固とした姿勢で臨むよう政府に求めた。