マレーシア、ロシア軍撤退を求める国連決議に賛成票-2022/03/04

マレーシアは、3月3日に国際連合（UN）で行われた「ウクライナに対する侵略」と題する決議を採択した第11回国連緊急特別総会に賛成票を投じた。
外務省は、同日の声明で、「マレーシアは、投票説明の中で、国連憲章の原則と目的、および一国の領土保全と主権の基本原則の不可侵へのコミットメントを繰り返した」と述べた。一方で、決議文の一語一句に同意したわけではないが、国家の主権、独立、領土保全の原則、すなわちマレーシアにとって神聖な原則を一貫して支持する必要性について、同国の長年の立場に沿って支持し、賛成票を投じたとしている。
「マレーシアは、ウクライナとロシアの両国と強力で緊密な関係にあることを強調し、複雑な地政学的状況を考慮し、両当事者の相違点と正当な安全保障上の懸念は、対話と平和的手段を通じて対処されなければならないと考えている」と声明で述べている。
マレーシアはベラルーシ領内で3日実施の2度目のロシアとウクライナの直接会談を歓迎し、このような平和的な会談が成功につながることを望んでいるとしている。