専門学校生45人 卒業証書受け取れず
2017.01.06 政治・社会クアラルンプール市内にあるホスタリティー学部が設置されている、ある専門学校の学生45人は卒業証書を取れずにいることがわかった。
英語紙『サン・デイリー』によると、豪州と提携しているこの専門学校は、提携先のプログラムを勉強して卒業の際に豪州の学校の卒業証明が得られるツイニング・プログラムを2013年から実施。しかし、豪州・パースにあるこの学校は2014年から2回にわたって資本が変わり、前の経営陣が進めていた事業にほとんど関心を示しておらず、同プログラムを修了した45人に卒業証書を授与していない。
専門学校の経営陣はパースに2回赴き、提携先側と話合いをもったが、30分ほどで結論も出さずに追い出されたという。その後、経営陣側はメールを介して問い合わせを続けているが一向に返信がなく、途方に暮れている。学生たちは卒業証明なしで就職活動を始めており、就職が困難を極めている。
専門学校側は与党一部のグラカンに相談。グラカンの担当者は高等教育省やパースの学校に手紙を出すなどして対応したいとしている。(Mtown)