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はしかの患者数激増、予防接種拒否で

2016.07.28 政治・社会
保健省は6月27日、今年上半期のはしかの患者数が873人に達し、前年同期で4倍強の増加となっていることを発表した。予防接種ワクチンがハラル対応ではないとの流言が伝わり、親たちが予防接種を拒否していることが主な原因で、特にクダ州での拒否率が高いという。
はしかの予防接種は9~12歳の子どもに対して全国で行われているが、義務ではない。これまで感染した患者のうち自宅で感染したのが63・6%で、次に公共施設が28・8%などとなっており、同省ははしかになった子どもを公共施設などには連れて行かないよう呼びかけた。
マラッカ州とクダ州では国内では根絶されたジフテリアで子ども2人がこのほど死亡している。これも予防接種を親が拒否したためで、医療関係者に衝撃を与えていたばかりであった。
なお、今年5月にはイスラム法学者らは法的見解を勧告する全国ファトワー協議会がワクチンはハラル認証であるとの見解を出している。同省はイスラム指導者らに対しても正しい情報を伝えるよう強く求めている。(Mtown)
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