保護指定の野生動物を所持 55万リンギの罰金
2017.02.28 政治・社会スランゴール州クランの下級裁判所で16日、絶滅種に指定されている野生動物を無許可で自宅に所持していた被告の男(51)に対して55万リンギ(約1400万円)と禁固刑4年の判決を言い渡した。
エンジニアであるマレー人被告は昨年10月19日に自宅のあるフル・ランガット地区で、マラヤン・タイガーやベンガル山猫、シロガシラトビ、クマタカ、シキチョウ鳥、クロコダイル、ネズミ鹿などを所持していたため、野生動物保護法違反で逮捕された。
被告の弁護人は、被告が数年前に心臓発作を起こし、数回にわたって手術をしたことがきっかけと説明。被告はエキゾチックな動物を鑑賞することが好きで、病気療養のためだったとして情状酌量を求めた。
しかし、裁判官は「法律に則って許可を得なければならない」と被告を非難。多くの保護動物を所持しており、自然環境にも大きな悪影響を与えたとして厳罰を下した。(Mtown)