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サバ州、サメ漁禁止の保護区域を設置へ

2016.07.29 政治・社会
サバ州のマシディ観光・文化・環境相は19日、200万ヘクタール以上にのぼるサメ漁を禁止する保護区域を設置することを明らかにした。州内でサメ漁やフカヒレ向けにヒレだけを切り取ってサメの胴体を海上に投棄するフィニングといわれる行為が後を絶たないためだ。   同州スンポルナ島近くのマブル島でフィニングされたと思われる十数匹のサメの死骸の写真が今月16日にソーシャルメディア上で拡散され、同州政府を驚かせた。同相によると、連邦政府にサメ漁を取り締まる漁業法の改正を昨年に求めたが却下された。「現状では法律がないために取り締まれない」(同相)ため、保護区域を設置してこれに対応する。   保護区域はトゥン・ムスタファ海洋公園、トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園、トゥン・サラカン海洋公園の3つ。サメの保護区域に指定されると同区域での漁は罰せられる。   サバ州サメ保護協会によると、マレーシアはサメ関連商品の生産量が世界第9位。しかし、サメの減少に伴い、2003年以降生産量も減っているという。(Mtown)
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