政府当局から運営許可を得ていないモンスペース・スカイ・エアラインズが7月22日、スバン空港からクアラルンプール国際空港を経由してランカウィ島へ運航を強行していたことが分かった。マレーシア航空委員会(MAVCOM)は必要な認可を得ていないとしてマレーシア国家警察に告発したと同時にこの航空会社のチケットを求めないよう呼び掛けた。
この航空会社はスアサ・エアラインズ社が運営。7月22日に民間航空局(DCA)から技術関連の認可を得たが、商業用の航空会社に必要な航空サービス認可証(ASP)や航空運営承認証(AOC)を当局は付与していない。同日に同社はAOCを承認したが、MAVCOMは却下されたにもかかわらず、「デモンストレート飛行」として強行飛行したという。同社によると、昨年9月に仮のASPを受け取ったとし、22日の飛行はデモンストレートであって旅客を乗せていないと主張している。
報道によれば、同社はボーイング社737型機と747型機の2機を所有。将来はサウジアラビア・メッカや中国主要都市に就航させたい意向を示しているという。なお、同社のウェブサイトは27日現在、「メンテナンス中」として起動していない。(Mtown)
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http://www.themalaymailonline.com/malaysia/article/suasa-airlines-under-probe-for-licence-less-flight-public-warned-against-bu