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核兵器のない世界、広島市長がマラヤ大で講演

2016.08.05 政治・社会
マレーシアを訪問した広島市の松井一實市長が22日、クアラルンプール(KL)のマラヤ大学で「広島から核兵器のない世界へ」と題する講演を行った。大学生ら100人以上が参加した。
松井市長は、原爆の被害状況を写真を交えて説明した後、反核兵器運動を促進する世界の自治体で構成される平和市長会議など、反核兵器活動について説明。質疑応答では、悲劇を繰り返さないためにまず、被爆の実相を知ってもらう事が大切だと指摘し、自分に何ができるかを考えるような教育をすることが必要だと述べた。また教育においては、自分の希望を通すだけでなく、他者を尊重し共有する事が重要だと述べた。   松井市長はまた講演後に記者団に対し、「マレーシアでの熱意が伝わった」と感想を述べ、現実の状況を変えていくために一人一人が行動することが重要だと指摘。広く若い世代が意識を共有し、その中で反核の意志をもった政治家を選んでいくことが重要だと述べた。
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