クアラルンプールのスタパ地区の道路上で7月27日午後、高利貸業のインド人(43)が16発の銃弾を浴びて死亡する事件が起きた。
被害者は同地区で信号待ちをしていたところ、二輪車2台に乗った4人組により車の両脇から撃たれた。28日現在、容疑者はまだ逮捕されていない。
また、前日の26日にもプトラジャヤ高速道路料金所近くで、二輪車2台と車2台に分乗したグループが金の強奪目的で自動車を銃撃する事件も発生した。撃たれた車は防弾だったため、容疑者らは逃走し、車内にいた3人は無事だった。
この事件では、ある会社の運転資金となる現金をクアラルンプール国際空港にいた従業員にバックで手渡した帰りに起きた。現金はこの後、コタキナバルに運ばれたが、警察によると、犯人らは空港に金を運んでいる最中だと勘違いをして襲った模様だとしている。
7月にはこのほか銃による事件が4件発生。クアラルンプールで不動産仲介業者が射殺されたほか、ジョホールやペラ、ペナンでも銃で殺害される事件が起きた。1月から6月までの間には8件の銃撃事件も発生している。
カリド国家警察長官は7月28日、「すべての銃撃事件は無差別ではなく、標的にされた理由がある」として、テロ事件ではないとの見解を示した。(Mtown)
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http://www.nst.com.my/news/2016/07/161114/setapak-shooting-victim-was-money-lender-police-probing-gang-ties