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政府機関MARAの会長、権力乱用の疑いで職務停止

2017.02.10 政治・社会
マレー人、先住民支援を目的とする政府機関の先住民信託評議会(MARA)は1月31日、緊急理事会を開催し、アヌアル・ムサ会長の職務停止を決定した。アヌアル氏はニュージーランドに出張中で、2日に帰国する。
MARAをめぐっては、傘下のクアラルンプール大学および子会社のペラブラン・マラがクランタン州のサッカーチーム「レッド・ウオリアーズ」のスポンサーになったことなどがソーシャルメディアで批判されていた。
アヌアル氏はペラブラン・マラの会長で、統一マレー国民組織(UMNO)の情報部長でもある。MARA理事会は立場の乱用、汚職の疑いで調査を行う。アヌアル氏を含む複数人から事情を聴き、7日の理事会で協議する。職務停止を発表したユソフ・ヤコブ理事がアヌアル氏の職務を代行する。
反汚職委員会(MACC)は、アヌアル氏事件の捜査を開始した。(2月2日付)
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