シンガポール政府と高速鉄道敷設で合意
2016.12.23 政治・社会マレーシア政府はシンガポール政府と13日、両国間に敷設する高速鉄道事業に合意した。クアラルンプールとシンガポールの350キロにわたる鉄道敷設事業が正式に始動した。10年後の2026年末の開通を目指す。
調印式にはナジブ首相とシンガポールのリー・シェンロン首相や両国の関係閣僚が出席した。リー首相によると、ジョホール海峡には橋を設置し、同国で現在建設中のトーマス-イーストコースト線とも接続できるようにする。
両国は来年初頭にも開発公社を立ち上げる。高速鉄道の車両などの国際入札は来年末に行われる見通し。
高速鉄道が実現すると、両国間の所要時間は最短で90分となる。クアラルンプールではスンガイブシ地区にあるスンパン空軍基地を取り壊して発着駅とする。シンガポールのイースト・ジュロン地区まで8駅を新設する予定。(Mtown)