KL空港で絶滅危惧のカメ330匹を押収
2017.05.29 政治・社会クアラルンプール国際空港(KLIA)税関局は15日、絶滅危惧種に指定されているカメ330匹を密輸品として押収した。マダガスカルからエティハード航空で運ばれたもので、送り先はスランゴール州内の偽の住所が記載されていた。
押収されたのはヘサキリクガメ5匹とインドホシガメ325匹(120万リンギ相当)。5つのスーツケースに区分けされて入っており、内容は「石」となっていた。同局に密告があり、職員が検査したところ発見された。
ヘサキリクガメはマレーシア国内で一匹1万6000リンギ、インドホシガメは一匹4000リンギの相場で売られるようで、主にペットとして飼われるという。
同空港ではカメが密輸が検挙されたケースは2015年に1件、2016年に4件あった。いずれも逮捕者は出ておらず、現在も捜査中。今回のカメ2種は同空港では初めて押収されたカメの種類だったという。(Mtown)