反汚職委員会、政府幹部を続々逮捕
2016.12.02 政治・社会反汚職委員会(MACC)は11月21日、ラブアン島の連邦政府機関の局長(59)をプトラジャヤで逮捕した。詳しいことは明らかにされていないが、この局長は過去2年にわたり業者から賄賂をもらい、その見返りとして事業入札を落札させていたようだ。MACCは同日にも業者2人も逮捕した。
これまでの捜査では局長やその家族が保有する12の銀行口座から88万9000リンギが発見され、口座は即日凍結された。ほかにも数百万リンギが行方不明で、MACCはこの消えた金を探している。
MACCは11月中旬にもスランゴール州シャーアラムでダトゥック称号をもつ政府系企業幹部(50)も職権乱用で逮捕している。その実弟と関係のある企業の社長も逮捕し、容疑者らの銀行口座からは4000万リンギ以上の金が発見され、こちらも凍結した。
MACCは10月にもサバ州高官を職権濫用で逮捕。関係者20人あまりが逮捕される異常な事態となっており、汚職に対して厳しい措置で臨んでいる。(Mtown)