クランタンの鳥インフル 沈静化せず
2017.04.10 政治・社会クランタン州獣医サービス局は3月26日、同州内で広まっているH5N1型鳥インフルエンザに感染したニワトリが家畜農園6カ所でさらに確認されたことを明らかにした。同月6日に感染が確認されて以降、感染の拡大が続いている。
同局によると、新たに確認されたのはバチョック郡4カ所、コタバル市とトゥンパット郡の各1カ所。同局は感染確認以来、6郡内のみで広がっているとし、他郡へは拡大していないとしている。
3月25日現在で家畜農園34カ所で鳥インフルエンザの感染を確認。3万8521羽のニワトリを殺処分し、卵1万5872個も処分した。うち21カ所のニワトリはすべて殺処分したという。
また、連邦政府の農務省は、感染が他地域に拡大しないよう厳しく検問を実施している。25日まで自動車20台からニワトリ133羽が発見されて押収。他地域に感染したニワトリを密輸しようとしていたとみられる。(Mtown)