1月からいじめっ子には一年間の停学処分
マジール・カリド教育相は17日、初等中等学校でのいじめの加害者となる生徒に対して一年間の停学処分を来年1月から下すことを検討している。停学処分の間は学校への復帰プログラムやカウンセリングなどを断続的に行う。
教育省は学校でのいじめ防止対策を2009年から実施しているが、2014年から件数が微増となったため、処分を下すことでいじめをなくしていきたい考えだ。
同相によると、すべての学校に対して懲罰委員会を設置するよう要請。また、教員と生徒の保護者らと関係を築くための委員会なども設置するよう求めている。同相は「いじめの責任は学校だけでなく、保護者にもある」と語った。
教育省の記録では2012年に全国の初等中等学校でのいじめ件数は4159件。2013年に4120件に減少し、さらに2014年には2825件と大幅に減った。しかし、2015年には2968件と増加している。(Mtown)