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昨年の身元確認ができない遺体数531体

昨年の身元確認ができない遺体数531体

2017.06.02 政治・社会
国家法医学研究所のモハマド・シャー所長は5月22日、2016年に引取人がなく、身元確認ができない遺体が全国で531体あったことを明らかにした。ほとんどが不法に入国したとみられる外国人男性で、身元確認が困難を極めている。
遺体が発見されるのは、公共の場が多いが、事故により道路で発見されることもある。ほとんどのケースが自然死だという。マレーシア国籍の遺体の場合は予防接種の痕から判断できるが、遺体のほとんどにはこれがなく、当局に何の記録もない外国人が多い。
同所長によると、2015年の同様の遺体数は752体にのぼった。そのうち161体はペルリス州で遺体となって発見されたもので、人身売買で連れてこられたミャンマーのロヒンジャ族やバングラデッシュ人とみられ、こちらもいまだに身元がわからない。
引取人のいない遺体は、遺体が発見されてから一定期間安置されるが、その後は各病院が埋葬。腐敗がすすんでいない遺体は研究目的のために大学病院に運ばれることもあるという。(MTown)
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