マラッカ川で遺跡物発見 13世紀のものか
2016.11.18 政治・社会マラッカ市中心部を流れるマラッカ川の水中で13世紀のものと思われる遺跡群が発見された。6日付『スター』が報じた。
同紙によると、この遺跡物はハードロック・カフェ近くにある橋の下から2キロあまりにわたって存在。水面から20メートルほどのところにあり、10月半ばにマラッカ州政府により確認されていた。
15世紀初めにマラッカ王国が建国された前の遺跡とみられ、石像や寺、要塞のような構造物が発見されたという。
この遺跡群がマラッカ王国以前のものだとすると、13世紀末に勃興し2世紀以上にわたって栄えたマジャパヒト王国の遺跡の可能性がある。同王国はジャワ東部を中心に栄え、最盛期にはマレー半島やスマトラ島、ボルネオ島、インドネシア東部を包み込む、広大な王国でいまもって謎が多い。(Mtown)