マラッカ警察収賄事件 刑事捜査局長を逮捕

中部マラッカ管区の警察署での収賄事件に絡み、反汚職委員会（MACC）は5月24日、新たにマラッカ州アローガジャ警察署の刑事捜査局長（51）を逮捕した。これで現職警察官と民間人13人が逮捕されたことになる。
この事件は同州で違法な賭博場やマッサージ屋の関係者から「保護」を名目として警察幹部らに金品がわたっていたもので、先月には現職の警察署長2人も逮捕されていた。
MACCは昨年から公務員を中心に収賄に関わった職員を次々と逮捕。今回の事件もさらに徹底して捜査を続けており、さらなる逮捕者も出る可能性がある。
この事件に絡み、マラッカ州警察は同日、警察幹部15人の大幅な人事異動を発表。うち8人はマレーシア国家警察本部の職員を充てた。
なお、先に逮捕され、勾留中に体調不良を訴えていた民間人1人は搬送先の病院で24日に死亡したという。（MTown）