2045年までに高齢者と若年層人口が同等に
2017.05.19 政治・社会チュー・メイフン女性・家族・共同体開発副大臣は8日、2045年までに60歳以上の人口が全人口の20%を占めることになるとの見通しを示した。15歳以下の人口数も同程度になり、マレーシアは同年以降に高齢化社会に入ると語った。
同副大臣によると、マレーシアの高齢者人口は年々増加している。1970年に全人口の5・4%(58万7000人)だったが、2010年は8%(225万人)にまで増えた。また、2030年には15・3%(490万人)まで増え、2050年には15歳以下の人口を上回る23・6%(960万人)に達するとしている。
また、2014年の人口・家族調査では高齢者の20・9%が配偶者のみと住み、9%が1人で住んでいるとの結果も明らかにした。子どもの独立で家庭に誰もいなくなってうつ状態になる空巣症候群が高齢者の間で発症する可能性も指摘し、対策を立てる必要があるとした。(Mtown)