政府 領有権判決見直しを国際司法裁判所に申請
2017.02.20 政治・社会マレーシア政府は3日、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所(ICJ)に対してシンガポール帰属とした小島に対し、「新たな事実」が分かったとして判決見直しを求める申請を出した。
この小島はジョホール州東南部とインドネシア・ビンタン島との間にあるペドラ・ブランカで、2008年にICJがシンガポールに帰属するとした一方で、周辺にある岩礁であるミドル・ロックスやサウス・レッジはマレーシア領土との判決を下していた。
マレーシアのモハメド・アパンディ検事総長は「これまでにマレーシア側も知らなかった事実がわかった」としたものの、詳細については語っていない。この「事実」によりこの小島がマレーシア側に帰属するものだと自信をのぞかせた。
一方で、シンガポール政府側はマレーシアがICJに見直し申請した旨の通知を3日に受理し、シンガポール外務省はこれに対応するためのチームを結成したことも明らかにした。(Mtown)