インスタグラム利用率、マレーシアはアジア太平洋で1位
2016.10.21 政治・社会市場調査会社のカンター・ジャパン(本社・東京)は、デジタル機器やデジタル関連サービスに関する「コネクテッド・ライフ」調査の結果を発表した。マレーシアにおけるソーシャルメディア・プラットフォームの「インスタグラム」の利用率がアジア太平洋地域で最も高いことがわかった。
同調査は16~65歳のインターネット利用者を対象に、アジア太平洋地域では16カ国で実施した。マレーシア人回答者の73%が週1回以上「インスタグラム」を使って編集した写真を共有していると回答し、アジア太平洋地域の39%を大きく上回った。2位は香港(70%)、3位はシンガポール(63%)だった。日本はわずか24%だった。
一方で「スナップチャット」を利用しているというマレーシア人の回答率は37%で3番目に利用率が高かった。平均は15%だった。トップは香港(46%)、2位はニュージーランド(41%)だった。シンガポールも37%でマレーシアと同位だった。日本の利用率はわずか9%だった。
調査では、アジア太平洋地域の16~24歳のオンラインユーザーの40%が、ブランドについて新聞やブランドの公式サイト、テレビ広告などオフィシャルな情報よりも、他の人がオンラインで言っていることを信用していると回答。インフルエンサー(購買中心点にあって組織の購買意思決定に影響を与える人)や大衆に広く注目されている人などが消費者に強い影響を与えていることが明らかになった。