ホームマレーシアニュース皇太子さま、マレーシアに 被爆元留学生遺族と面会へ
皇太子さま、マレーシアに 被爆元留学生遺族と面会へ

皇太子さま、マレーシアに 被爆元留学生遺族と面会へ

2017.04.25 政治・社会
【クアラルンプール共同】皇太子さまは13日、政府専用機でクアラルンプール国際空港に到着された。マレーシアとの国交樹立60周年に当たり、友好親善を図る初めての訪問。天皇陛下の退位問題が表面化して以降、初の海外への旅となる。
マレーシア側はご夫妻での訪問を招請したが、宮内庁は負担を考慮し、療養中の雅子さまの同行を見合わせた。
14日は、日本や韓国の勤勉さに学ぶルックイースト(東方)政策の拠点となったマラヤ大を訪問。戦時中に広島に留学し、原爆投下の被害に遭った故アブドル・ラザクさんの長男と会った。
日本の外務省によると、ラザクさんは日本に協力的な人材を育てる目的で「南方特別留学生」に選抜され、1944年に来日。45年に広島大の前身の広島文理科大に進学したが、在学中に爆心地から約1・5キロの学内で被爆した。帰国後は教壇に立ち、日本語教育の発展に貢献した。
ラザクさんは、広島大から名誉博士号を授与された2013年に88歳で死去。長年親交があった元拓殖大教授(マレーシア地域研究)の小野沢純さん(75)は「もし存命中に皇太子さまと会えれば、名誉なことと思っただろう」としのんだ。
15日はナジブ首相と会見したほか、ライフワークとする水問題の研究の一環として、道路交通と洪水対策の二つの目的を兼ねたトンネルの説明を聞いた。
16日に国王ムハマド5世を表敬し、晩さん会に出席した。
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