IS支持者ら137人を逮捕済み
2016.10.28 政治・社会ザヒド副首相兼内相は18日、これまでに国際テロ組織「イスラム国」(IS)の戦闘員や支持者ら137人を逮捕していることを明らかにした。逮捕された時期については述べなかったが2014年6月にISが国家樹立を宣言してからとみられる。
逮捕されたのは、シリアやイラクに渡航した者や両国から帰国した者、ISに対して寄付金を送った者などが含まれる。政府はIS関連の国内の容疑者リストを作成しており、空港や国境などで監視を続けている。
また、マレーシア国家警察は17日、ISが通信アプリ「テレグラム」を使ってISの思想の拡散と勧誘を行っていることを明らかにした。
これまでフェイスブックや通信アプリ「WhatsApp」や「WeChat」など14のアプリで勧誘行為などをしていたが、昨年中葉あたりから「テレグラム」を使うようになった。「テレグラム」はセキュリティーなどがしっかりしており、追跡されにくいためだという。これらアプリを使って国内のイスラム教徒の勧誘をいまだに図っている。8月と9月にかけても勧誘行為が発覚している。
国家警察はまた、IS思想に染まった兵士15人や警察官3人らもこれまでに逮捕されたことを明らかにした。(Mtown)