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手足口病患者数が激増ジフテリア感染者も増える

2016.09.02 政治・社会
保健省はこのほど、今年8月上旬までの国内の手足口病感染者数が2万3454人に達し、前年同期比17・8%となったことを明らかにした。スランゴール州(7471人)が全体の3割を占め、特にプタリン地区やフル・ランガット地区、クラン市が多数を占めている。次にサラワク州3007人、ジョホール州2294人、クアラルンプール市が2084人などとなった。同省によると、症状を見過ごしている傾向があり、増加に拍車をかけている。   トレンガヌ州は全体から見ると感染者数は401人と少ないが、1月から8月20日までで前年同期比172・8%増を記録。同州内の9つの保育所を10日間閉鎖する措置を同州政府が出した。これら保育所では赤ちゃん14人が感染したという。   手足口病は子どもが感染しやすく、発熱や口内炎のほか、手足に水疱性の発疹が出る。 保健省はまた、スランゴール州で3歳の男児がジフテリアに感染したことを明らかにした。国内で27人目となった。8月13日に病気になり、その後は病院の集中治療室で治療を受けている。予防接種は受けていなかった。   男児が接触した14人をすでに検査したが、感染の疑いはないという。サバ州やクダ州、マラッカ州でもこのほど、感染者が見つかっており、同省は予防接種を呼びかけている。 15歳以下にかかりやすいジフテリアは飛沫感染でうつり、高熱や咳などの症状が出る。(Mtown)
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