LRTクラナジャヤ線、運休再び
2016.09.28 政治・社会クアラルンプール市を走るLRTクラナジャヤ線が9日午前9時15分頃、電力システムに問題が再び発生した。同路線は2時間ほど運休し、通勤ラッシュ時を直撃した。同路線は6日午前にも同じ問題で運休している。
LRTを運営するラピッドKL社によると、スティアワンサ駅とKLCC駅の間の電力システムが何らかの原因で故障した。これに伴い、ゴンバック駅からプトラ・ハイツ駅に向かう電車2両がそれぞれスリ・ランパイ駅とダマイ駅近くで立ち往生。乗客はそれぞれ2駅に徒歩で避難した。
同社は利用者に謝罪すると同時に、13~15日の同路線のみの運賃は無料にした。
一週間に同じ問題で2回運休したことで、政府は懸念を表明。ナジブ首相は13日に同社の親会社プラサラナ・グループの首脳を首相官邸に呼び、原因究明を急ぐよう指示。同首相は声明で、電力供給を強化するため、同路線の変電所15カ所の改修工事を実施することを明らかにした。工事完了には3~6カ月を要する。また、同社に対して外部の技術査定人を任命し、システム全体を監査させるよう指示もしたことを明らかにした。(Mtown)