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マレーシア人の中国観は「良好」

2016.08.29 政治・社会
マラヤ大学の中国学研究所が4月に実施した中国への印象度の調査で、回答者の70%が「印象がいい」と答えた。 マレー人や華人でも69%が「いい」と答え、インド人は81%の結果が出た。「悪い印象」と答えた人は22%にとどまった。また、中国を訪問した後の印象についてはマレー人は63%、非マレー人は56%の好印象をもち、平均57%が「いい印象」をもっている。同研究所は、マレーシア政府と中国政府との外交関係は概ね支持を得られていると付言した。   中国の経済的な力に対する質問に対しては、45%が「有利になる」と答え、「潜在的な脅威」が15%、「深刻な脅威」が6%、「どちらでもない中立」が19%となった。   軍事力が増大している中国については、「潜在的な同盟国」(28%)、「中立国」(22%)、「潜在的な脅威」(7%)との回答となった。   一方で、中国が領有権を主張している南シナ海問題について「知っている」が38%にとどまり、「知らない」が56%となった。「知っている」人のなかで南シナ海上の中国領有権について45%が「脅威だ」、33%が「脅威とは感じていない」との答えた。   調査は調査会社ムルデカセンターに委託して、4月12日から27日に実施。21歳以上1109人から回答を得た。回答者の民族比率は50%がマレー人、50%が非マレー人。男女比率は半々で、回答者の50%が21~40歳、残りが41歳以上。(Mtown)
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