保健省 血液オゾン療法を7月以降禁止へ
2017.05.19 政治・社会保健省は4日、血液オゾン療法を7月1日以降に禁止する措置を取ることを発表した。スブラマニアム保健相が述べた。
血液オゾン療法は、採血してオゾン化させた血液を再び体内に注入して血液を洗浄する療法。心筋梗塞やガンなどや老化防止の治療にも使われ、欧米では盛んに行われている。
マレーシアでも近年、美容関連のクリニックなどで血液オゾン療法が行われている。ただ、地元紙『ニュー・ストレーツ・タイムズ』が今年に入り、訓練を受けていないスタッフが注射針を扱ったりしていることを報道。また、法の抜け穴になっているビジネスであることも判明し、保健省が調査していた。
同相は、人体に注射して、血液を体内に循環させる行為は医療行為にあたり、政府が認める行為ではないと強調。既存法に基いた要件をクリアする必要があるとも語った。死に至る可能性もあることから7月までにこの療法を行っている店舗はサービスを停止するよう命じた。それ以降に営業していた場合は法的措置が取られるとしている。(Mtown)