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東マレーシアで移動式裁判所が繁忙

東マレーシアで移動式裁判所が繁忙

2017.01.13 政治・社会
2011年にサバ州で初めて導入されたバスの移動式裁判所が忙しい。
同州は広大で山間部にある町が多い。警察関連施設は各地にあるものの、刑事事件や民事訴訟を審理する裁判所の数が圧倒的に足りない。このため、同州政府は山間部の人たち向けに移動式裁判所を導入した。現在、同州中部のトゥルピッド郡や東部のブルラン郡、南部のテノム郡の3カ所に移動式裁判所のバスが配置されている。バスのなかは事務手続きを迅速にするため、コンピューターや衛星設備を設置している。
移動式裁判所は下級裁判所の役割をもっており、刑事民事の両方を取り扱う。審理は主に週一回で、それ以外は文書の原本を認証などする宣誓官や出生証明書の発行など市役所的な役割も担っている。
これにならってサラワク州でも移動式裁判所のバス1台を導入し、同州内陸部でバスの中で判決を下している。
裁判所関係者によると、サバ州での移動式裁判所は裁判所建物を設置するより数百万リンギ安くなるとしている。(Mtown)
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