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日立GEとマレーシア2大学、原子力人材育成で協力

2016.08.19 政治・社会
日立GEニュークリア・エナジー(本社・茨城県)は4日、マレーシア国民大学(UKM)とテナガ・ナショナル大学(UNITEN)と新たな原子力人材育成プログラムを実施することで合意したと発表した。   今回の合意は、日立GEと国立大学法人東京工業大学(東工大)が5年間にわたり実施してきた国際原子力人材育成寄附講座をベースに新たな国際人材育成プログラムを実施するもので、マレーシアで原子力を専攻する学生や原子力関係機関の研究者、専門家などを対象に、原子力平和利用3原則の意義や重要性、安全に向けた取り組みなどを講義する。本プログラムの実施にあたっては、UKM、UNITENそれぞれと協力協定を持つ東工大とも連携する。   9月20日には、「原子力セミナーシリーズ第一期」と題しUNITENにおいて、日立GEの技術者と東工大の准教授によるセミナーを行う。また8月8日ー10日にマラ工科大学で開催される「NuSTEC2016」において、日立GEのマレーシアにおける原子力人材育成への取り組みについて講演を行う。   マレーシアでは、2020年に先進国入りするための「経済改革プログラム」の中で、原子力発電の導入を計画している。2011年にマレーシア原子力発電公社(MNPC)が首相府の下に設置されるなど、原子力の平和利用計画のための基盤の確立を進めている。
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