国内5州で無収水率5割に達する
2017.04.25 政治・社会国内5州で水道料金を回収できない無収水率がほぼ5割に達していることがわかった。配水管の老朽化によるものだが、配水管の修繕や交換には多額の資金を必要とするため、当局は頭を抱えている。
国家水道サービス局(SPAN)によると、無収水率が最多となったのはペルリス州の56・3%。一日あたりの水の供給量は2200万リットルだが、1240万リットルが無収水量に達している。また、サバ州も55・1%に到達しており、一日あたりの水の供給量約12億2900万リットルのうち、無収水量が6億7700万リットル。このほか、パハン州が52・8%、クダ州が46・7%、クランタン州が49%となっている。
国内には14万5895キロメートルの配水管が敷設されているが、そのうち4万2976キロメートルが石綿セメント管で30年以上使われているという。(Mtown)