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自称マラッカ・スルタン、下級裁判所で起訴

自称マラッカ・スルタン、下級裁判所で起訴

2016.11.25 政治・社会
マラッカ・スルタンを自称するビジネスマン、ノール・ジャン・シャー被告(58)がマラッカ州下級裁判所で17日、詐称罪(刑法第419条)で起訴された。同被告は8000リンギでの保釈が認められた。
報道によると、同被告は2013年12月28日、同州のリゾート「Aファモサ・リゾート・ムラカ」でマラッカ・スルタンと称して儀式を開催。ダトゥックなど称号を男性4人に授与したという。
騙された人は同被告がマラッカ・スルタンの末裔であると国際司法裁判所が発行した「証明書」をみせられて信じたようだ。
マラッカ州には現在、スルタンはいない。1511年にマラッカ王国がポルトガルにより占領された後、マラッカのスルタンはスマトラ島などを転々として1530年ごろにジョホール王国を建国。現在のジョホール州スルタンはその末裔とされている。
戦後日本でも自称「熊沢天皇」が南朝の末裔として名乗り出たことがあったが、もしかするとこのペラ州生まれの「スルタン」は、何の証明もないが、本当のマラッカ・スルタンの血を引いているのかもしれない。(Mtown)
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