国内の政府観光局14カ所を閉鎖 再組織化を図る
2017.02.06 政治・社会モハメド・ナズリ観光・文科相は1月23日、国内にあるマレーシア政府観光局事務所14カ所すべてを閉鎖し、地域事務所を立ち上げることを明らかにした。各州政府は独自に観光局があり、これと業務が重複することから、再組織化を図る。
同局事務所は首都クアラルンプールと各州州都に現在ある。国内事務所を閉鎖することで毎年600万リンギかかっているコスト削減にもつなげる。各事務所で働く職員はプトラジャヤの本部に異動させる。
一方で、地域事務所は国内に5カ所設置する予定。北部地域事務所としてペナン州、東海岸地域事務所にトレンガヌ州、南部地域ジョホール州、サバ州コタキナバル国際空港、サラワク州クチン国際空港のそれぞれ設ける。首都クアラルンプールは観光局本部のプトラジャヤが兼務するようだ。
同相は先に海外事務所4カ所も閉鎖することも発表していた。マレーシア航空の路線がなくなった都市で、閉鎖が決まったのは、米国・ニューヨーク、豪州・パース、スウェーデン・ストックホルム、南アフリカ・ヨハネスブルグの4都市の事務所。
同相はまた、今年のマレーシアへの目標観光客数を3050万人にしていることも明らかにした。(Mtown)