サバ州水道局汚職事件 さらに19人を逮捕
2016.10.28 政治・社会サバ州水道局を巡る汚職事件に絡み、反汚職委員会(MACC)は19日、州職員のエンジニア19人を逮捕した。MACCのアザム・バキ副委員長がこれを認めた。19人の関係先27カ所を家宅捜査した結果、関係書類のほか、現金240万リンギを押収した。
MACCは水道事業で落札した企業が示した契約価格の約30%分を取り分として回収していたと見ており、19人を追及している。MACCは現在、落札企業からの賄賂や公金の不正使用を中心に調べており、捜査次第ではさらなる逮捕者が出る可能性もある。
この汚職事件では今月初め、水道局の現職の局長と副局長ら4人が逮捕された。容疑者の自宅などから過去最高の押収金額となる現金5200万リンギなどが押収され、世間を驚かせた。
なお、同州政府は逮捕された水道局長を解任し、新たに公共事業局のウィリス・アンソイ副局長を21日付で水道局長にあてる人事を発表した。(Mtown)