今年上半期の詐欺被害額約4500万リンギ
2016.08.12 政治・社会マレーシア国家警察は4日、今年上半期の詐欺被害件数が1106件を記録し、被害総額は約4500万リンギに達したことを発表した。2015年通年は1521件で、被害総額は7130万リンギだったが、これを上回りそうな勢いだ。
詐欺の手口はいたって簡単で、ソーシャルメディア上で偽名を使った犯人が「カモ」を物色。複数回のチャットを含めて信頼させたところで、別の人物が登場。犯人が「カモ」に高級な贈物を送っているため、金を送金するよう求めるという手口だ。今月2日にも同様の手口で騙したアフリカ出身8人とマレーシア人1人が逮捕された。ひっかかった米国出身の女性は720万リンギ(約1億8000万円)を騙し取られたようだ。
逮捕された容疑者らはオーストラリアの銀行に振り込むよう求めていたとみられ、同国の連邦警察の支援を受けて、容疑者らが逮捕された。(Mtown)