絶滅危惧種のセンザンコウ141匹を確保
2017.06.02 政治・社会クダ州アロー・スターで5月23日、同州警察などが絶滅危惧種に指定されているセンザンコウ141匹を確保した。警察への通報で発覚し、発見された住居の住人の行方を捜査している。
警察は同日午後2時ごろ、住居のドアを壊して内部に入ると、大量の袋や箱を発見。中にはアルマジロに似たセンザンコウが入っていた。一匹あたり2~5キロの大きさだった。強制家宅捜査に入った際にはこの住居に人は誰もおらず、逮捕者も出ていない。警察は野生動物保護法違反で捜査すると同時に、発見されたセンザンコウを野生動物局に引き渡した。
隣人によると、3日ほど前から付近はひどい臭いに覆われていた。この住居の住人はいつも夜に数時間ほどしか滞在していなかったという。
センザンコウは硬い角質のうろこに覆われており、アリクイにも似ている。うろこが漢方薬、肉が珍味として隣国で高値で売れることから密猟が絶えず、絶滅危惧種となっている。(Mtown)