男性器割礼で失敗相次ぐ 保健省、手術方法を標準化へ
2017.01.23 政治・社会10歳前後のイスラム教徒の男の子に施される男性器の割礼手術が昨年3回ほど失敗していることがわかった。いずれも重傷で保健省は9日、割礼手術方法を標準化する方針を打ち出した。
ヒルミ・ヤハヤ保健副大臣によると、昨年12月15日にクアラルンプール市内のクリニックで9歳の男の子の陰部を誤ってハサミで切断。男の子はその後にクアラルンプール病院に搬送され、つなぎ合わされた。
また、その数日後にも10歳の男の子がチュラス地区のクリニックでやはり陰部を切断され、同じ病院に搬送されたが、こちらはつなぎ合わせるのに失敗したという。ほかにもスラヤン地区で11月末にも尿道に傷を負い、数日間血が止まらなかったケースもあった。
これらを受けて、公立私立を問わず、すべての病院での割礼の手術手順の標準化をすすめることを保健省は決めた。「標準化することで重傷となるケースは出てこなくなるだろう」と同副大臣は期待を示した。(Mtown)