6月までにタイ国境で道路使用税を徴収開始 シンガポール政府は撤回か

リアウ運輸相は19日、今年6月までにタイ国境で外国籍車両に対して道路使用税を徴収することを明らかにした。政府は先にすべての国境から入る外国籍車両に対して道路使用税を課金する旨を発表しており、昨年11月にシンガポール国境で徴収を開始していた。今後ブルネイとインドネシアとの国境沿いでも順次課金していく。なお、タイで徴収される道路使用税額も一回の入国につき20リンギとなる見通し。
シンガポール政府は16日、マレーシアから入国する外国製車両に対して相互道路税（RRC）を入国一回につき6・4シンガポールドル（約20リンギ）を2月15日から課金すると発表。同国政府は「シンガポール人に対する差別だ」としてマレーシア政府の道路使用税導入に強く反発してRRC導入に踏み切った。ただ、シンガポール政府はマレーシア政府がタイなどでも同様の課税を導入した場合に限り、撤回する用意もあるとしていた。（Mtown）