800リンギ請求のタクシー運転手の免許はく奪
2017.01.23 政治・社会公共陸運委員会(SPAD)は12日、12月にフランス人観光客に6キロあまりの距離に800リンギを請求したタクシー運転手を突き止め、免許をはく奪したことを発表した。2010年陸運法に違反しているため、告訴する方針。有罪となれば、罰金刑や禁固刑のほか、タクシーの没収となる可能性がある。同法第22条ではタクシーはメーターの使用と領収書の発行を義務付けている。
フランス人観光客2人が12月中旬、ツインタワー(KLCC)からタクシーに乗って、運転手に国立モスクまで行くよう指示。しかし、運転手はメーターを使わずにプトラジャヤを「経由」して国立モスクに到着し、800リンギを請求していた。
観光客から通報を受けたSPADは国の威信をかけて運転手を発見。運転手の氏名はブラックリストにも載り、今後もタクシー業務はできなくなる。(Mtown)