TEKS1Mのタクシー料金、10月に引き下げ
2016.09.28 政治・社会シルバーとゴールドカラーのテクシ・1マレーシア(TEKS1M)のタクシー料金が10月に引き下げられる。現在の赤白のタクシーと同料金にする。
TEKS1Mの現行料金は初乗りが4リンギで、200メートル毎に30セント加算。渋滞などに巻き込まれて時速が遅くなった場合の時間を基準とした加算料金は36秒毎に30セント。一方で、赤白タクシーは初乗りが3リンギで、200メートル毎25セント、36秒で25セント、それぞれ加算されている。
公共陸運委員会(SPAD)はまた、これまで赤白タクシーとTEKS1Mタクシーの車体の色を区別してきたが、10月から新規にタクシー運営免許を得てTEKS1Mとして走るタクシーの車体の色は赤白にする。既存のTEKS1Mタクシーの色はそのままだが、免許更新時に赤白の車体の新車の購入を求める。これにより、シルバーとゴールドカラーのタクシーは段階的になくなっていくことになる。
また、赤白タクシーは現在プロトン製イズワラが主に使用されているが、免許更新時に新車の購入を義務付ける。先ほど内閣で承認されたSPADによるタクシー改革プランでは、プロトン製以外の自動車をタクシーとして使用することも可能となるため、より燃費のいい自動車のタクシーが今後増えていく。2019年までには現在の古いタクシーはすべて入れ替えたい意向だ。新規タクシーの自動車は、東南アジア諸国連合(ASEAN)のNCAP機関が認定した自動車安全アセスメントの3つ星以上とされている自動車のみ認められる。
SPADはさらに、現行の区域ごとに決められた運賃料金制度を段階的に廃止していくことも明らかにした。現在、クアラルンプール国際空港やKLセントラル駅などから乗車する際に採用されている制度だが、これを距離制にする。
SPADはまた、タクシー運転手に対してアプリを使ってタクシー事業を進めていくよう強く求めた。(Mtown)