トレンガヌ州議会、イスラーム法違反に厳罰化
2016.12.02 政治・社会トレンガヌ州議会は11月24日、2001年シャリーア(イスラーム法)刑事関連法」改正案を全会一致で可決した。これに伴い、シャリーアに違反した容疑者の罰金金額や量刑が引き上げられる。
同法改正となったのは、金曜の集団礼拝への3回続けての欠席や断食月における規範などを遵守しないこと、公共の場での無礼な態度と振る舞いや女性へのハラスメントの条項で、刑罰は3000リンギ以下の罰金刑または2年以下の懲役刑またはその両方との量刑となった。これまでの量刑は1000リンギ以下の罰金刑と6カ月以下の懲役刑だった。
また、男女関係の親密さに関する条項も新しく追加。異性同士での滞在や同棲のほか、駆け落ちやいちゃつきに対して有罪となれば3000リンギ以下の罰金刑または2年以下の懲役刑またはその両方が科せられるようになった。
改正案を議会に上程した理由について州政府は、イスラーム教徒同士で刑事についての意識を覚醒するためと説明した。(Mtown)