断水すでに6日間 困り果てる住民
2017.01.31 政治・社会スランゴール州チュラスのパンダン・プルダナ地区や周辺地区の住民は14日から断水となり困り果てている。すでに6日間もまったく水がない状態で、都市に住みながら水の枯渇状態が続いている。
水道会社のシャバスはほとんど通告なしに断水を突然断行。かろうじてウェブサイト上で断水対象地区の通知を行っただけで、何の理由でいつまで断水をするのかの説明がまったくない。
同地区の自治会のリム・アーチャイ会長は「これまでに住民に何の連絡もない」と憤る。シャバスに電話をしても誰も返答がなく、挙句の果てに突如、断水2日目の夜11時半に給水車が来たので、唖然としたという。「なぜ寝る時間に給水車が来るんだ。」
地元紙がシャバスの広報に確認したところ、原因はスンガイロン地区で「イースト・クランバレー・エキスプレスウェイ」(EKVE)を建設しているためと腑に落ちない回答が返ってきたうえ、いつまで断水が続くのかの説明がない。
住民だけではない。水がないことでレストランや理髪店などでも大きな影響が出ている。理髪店を営むビンセント・リーさんは「断水のせいで多くの客が逃げた」と困り果てる。タンクに溜めた水をかろうじて使っているものの、「そんな水で洗われたくない」との理由が大方だという。
首都の水道会社としての対応にはほとほと呆れるばかりだが、いずれにしても、住民らは水道からの給水が再開されるのをイライラして待つことしかできない。(Mtown)